死んでも身体は売らねえ
電車に揺られて白い光を浴びている。今は昼だろうか。今日は有休を取ってリゾートに泊まる。時計は付けてこなかった。
休みをとると今がいつなのか時間を逐一確認しないと分からない。分単位の時間の管理なんて生きる上で本当は必要無いのかもしれない。ただ
「この打ち合わせは1時間以内に終わらせましょう!」と意気込まないと延長戦になってしまう。また、時間管理というものは「約束」だ。物事を終わらせる約束、始める約束、時には永久的に2度と起こらないように約束しないといけない場面がある。これは社会人になって私が強く念頭に置いている事だ。ある部署で困っている人がいて、ただ1人を助けるために自分は上司と決闘して足掛け7ヶ月で何とか落とし込むことが出来た。この時私はその女性と「この時までに何とかします」という約束はしていなかった。
何にも出来ないお嬢さん大学卒業の者よりも、すぐに頭を下げちゃう自分、こういう所に仕事の本気度が滲み出るのかも。どうぞ少し痛い人間とでも思ってかまわないし、どれ程頭を下げようが構わない。
だってこれは仕事だし。
会社に自分の時間管理ごとほおり投げているのは平和の象徴だ。
今の現状から逃げようとデットオアアライブ位の気持ちではいなくて良いということだ。
年末、こんなに予定が無いのは久しぶりで、どうしようかなと思っている。
学生の頃は貧しかったからうどんで1週間凌いだりした。エアコンが無いところで暮らしたり財布スられたりせっかく買ったカシミヤ100パーセントのマフラー、スられたり。
横浜で暮らしてた時危険な事と隣り合わせだった。なんであんなに生活が荒れていたんだろう。
家庭の事情もあって3年程、日の出町付近の外装があやしいアパートで暮らしていた。横浜の日の出町〜関内〜野毛…あそこら辺が私の思う横浜だ。日本語が書いてない店がズラーッと並んでる通りや突然現れるラブホテルとか、ソープランドとか…あれらはずっと昔から横浜にある。暗い歴史を飄然と「こっちが横浜ですよ」と言わんばかりに桜木町〜みなとみらいには綺麗で高いビルが佇んでいる。こちらの美しさも嫌いじゃない。
私は元々友達を作る能力が異常に低い。生まれた時から20歳を半分すぎた今でも交友関係は狭い、簡単には治せないし私はそういう星の元に生まれたみたい。
友達が多い人、少ない人
接客に向いている人と向いていない人
同じ作業を長時間没頭できる人、できない人。
この世にのたまう根性論はあてにしなくてよい。
人には適応できることと出来ないことがある。
仕事を選ぶ時にハリーポッターの組み分け帽子みたいに雰囲気で判断できるような魔法があったらいいのにね。